コーギー: 2008年3月アーカイブ

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上野の桜が満開のようですが、こちらも満開です。

早朝の散歩。気持ちいいですね。公園に落ちていたゴルフボールがお気に入りのアポロ君。

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日本ペンクラブ編 光文社刊 日本語のプロフェッショナル集団ペンクラブの会員による 犬とのコミュニケーションに関するエッセイ集。DSC_0163.JPG「 今の世の中最も信頼できるパートナーは犬・・。」  飼った人でないとなかなか理解出来ないかもしれませんが、可愛いですね。癒されます。  ある飼い主さんは、「うちの子は頭が良くて、言葉を理解できるんですよ、しかも長い言葉を」と自慢なさいます。我が家のアポロ君も頭は良い方で、日本語を理解しているのではと思う時もありましたが、最近はその考えに自信が持てません。
  私も作家さんとは違う意味で日本語を扱う仕事をしてます。言葉は心を伝える一つの手段ですが、必ずしも心と言葉が一致しているとは限りません。人間は心にないことを平気で言葉に出来るのです。意図や打算を隠して、美しい言葉を羅列するなんて誰にでも簡単に出来てしまうのです。
 ところが我が家のアポロ君にはそれが全く通じません。「アポロ君おいで、可愛いね、美味しいおやつをあげるからね・・」どんな言葉を並べようと、こちらの意図を鋭く読み取って、それが自分の意に染まないものであると感じたら、近づこうともしません。「人類は1万2千年前犬を馴化していたと言われ、その歴史は猫なんかとは比較にならない。」(廣野卓「イヌのハンスト」)人間の心を読むのに言葉なんか必要ないのでしょう。  
 最初は私も、言葉を教えようと必死でした。 アポロ君が我が家にやってきて間もない頃、しつけに関する本や、DVDを買い込んで熱心にトレーニングをしました。 まずご褒美のおやつを用意し、幼児に「言葉」を教えるように「お座り」「臥せ」「待て」「お手」・・褒めながらご褒美をあげるとあっという間に覚えて、「なんて頭の良い犬なんだ」と大満足の日々でした。この調子なら長い会話が理解できるようになるのもそう遠いことではないと、思ったりもしました。そんなアポロ君ですが、一つだけなかなか覚えられない言葉がありました。「ハウス」です。これだけは、何度繰り返しても首をかしげるだけ、なかなか言うことを聞いてくれません。
  ある日、地方の大学に行っている娘が冬休みに帰ってきました。アポロ君とは初対面です。すぐに意気投合して大の仲良しになりました。
  ところが、数日後、仕事から戻った私は愕然としました。 私が教えたのと同じに、お座り 臥せ、待て・・をしているのですが、なんと娘は犬のトレーナーがするように英語を使っていたのです。素直に従うアポロ君を見て、我が家の住人になる前にペットショップである程度訓練されていたのだと悟りました。日本語を覚えさせようとした私の苦労はなんだったのか、ひょっとして「ハウス」が理解できないのは発音が悪いからか、等と些かがっかりもしました。
「犬は言葉をしゃべれない、だが学習によって言葉のトーンには正確に反応する能力がある。意味を理解しているのではなく以心伝心的な意志の疎通があり、犬の勘の鋭さは、人間はその敵ではない」(筧槇二、ポチの出征)
  言葉を理解できるかどうかはともかく、アポロ君には嘘は通じないと言うことだけは確かです。
DSC_0021.JPGDSC_0022-2.JPGDSC_0014-1.JPG 頭がいいのか、勘が鋭いのか・・そろそろ散歩をやめて帰ろうか・・と心で思った途端、アポロ君のボール遊びに変化がおきます。いつもは喜び勇んで、得意満面でボールを追いかけるのですが、のろのろ追いかけたり、時には追いかけるのをやめてしまいます。まだ「帰る」と口に出してないのに、アポロ君は飼い主の心を読んでいるのに違いありません。こちらが楽しんでボールを投げているときは懸命に走りますが、疲れてきたり、義務感だけでボールを投げたりすると、ちんたら。ひょっとして、いや間違いなく、遊んであげているのではなく、あそんで貰っている~のですね。

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