発声

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ここ十年悩み続けていた発声法ですが、ここに来ていくつか気がついたことがあります。

レッスンを通していろいろな人に接する機会が多いので、一人で試行錯誤していたときとは違って学ぶことが多くなっています。みんなに感謝です。

私の悩みは、LALOWと言う海外ドラマのレギュラーについた時に始まりました。

メインの持ち役は、マイケル・タッカー演じるユダヤ人弁護士マーコウィッツ。人が良く真面目な中年。持ち役以外にもいろんな役を演じましたが、どの役も自分の声質とは違うので、どうしたら違和感なく演じられるか苦労しました。 当時は私も若かったので、あちこち喉の筋肉を使って、声を使い分けていたのだと思います。いろんな声が出せると得意になっていた時期でもあります。マーコウィッツは高いソフトで響かない声、黒人の判事の時は、胸に響かせる低い声。自分としては響かせるか響かせないかで使い分けようと意識していました。もともと舞台俳優の修行をしていたので、声が不自然に大きすぎると言われたくらいでしたので、響かないように声を出すのは大変でした。ところが、長いシリーズが終わりに近づくと、無理なく声が出せるようになり、老け役も得意になりました。当然のことですが、そういう声を出すのが楽な身体に変わっていたのです。シリーズが終了したらいつでも元の声は出せると自信を持っていました。ところが、そう甘くはありませんでした。どこをどう動かして声を作っていたのか分からなくなっていたのです。響く響かないで使い分けていたつもりが、無意識にあちこちの筋肉を動かしていたのです。ここから戦いが始まりました。

優れたアスリートは無駄な筋肉はつけないと言う話を聞いたことがあります。長距離ランナーなのに、重量挙げ選手のような筋肉をつけてしまったら、とても速くは走れないでしょう。声も同じで、余計な筋肉をつけてしまうと、それを緩めるのは大変です。

私の場合、修正に時間がかかりました。

響かないのが原因と思いこんでいましたので、鼻のアレルギーを治療しなければと、入院手術もしました。ボイストレーニングもいろいろ試しました。ただトレーニング中はいいのですが、仕事になると戻ってしまうのです。

 

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このページは、denが2008年4月12日 15:56に書いたブログ記事です。

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