Archive for 囲碁

新春特別番組

友人の「きたろう」さんの碁敵として、
なんと囲碁の新春特別番組に出演してしまいました。
仕事は断らない主義ですが、今回ばかりは胃が痛くなりました。
原稿を読まなくて良い仕事なんて何十年ぶりなんでしょう。
碁が楽しく大好きなのですが、対戦する相手が他にいないので、自分たちがどの程度の実力か知るよしもありません。
仕事の合間を縫って、対戦する碁は、月に多くて1~2度、スケジュールが合わないと数回という年もあります。ですからこれまで全ての対戦を合計しても、たかがしれています。
それ以外の時間はお互いにパソコン対局ソフトを使って、自己満足練習。
碁の神髄を究めようなどとの向上心は一切なく、相手より少し強ければいいと言う程度の稽古ですから、上達するわけがありません。
それが今回は、二人コンビを組んで、対局すると言う企画です。
お相手は稲葉禄子さん。
囲碁ファンにはおなじみ、アマチュアにわかりやすい解説をしてくれるので評判の才女です。
プロの養成所にいた経験があって、アマチュアの最高位6段ですが、ほとんどプロの実力だそうです。
さて企画の段階で、実力をはかる意味で、きたろうさんと稲葉さんがテスト対局。
そこで5級と判定されたそうです。
と言うことはいつも勝ったり負けたり良い勝負の私も同じ5級。
たぶんお世辞もあるでしょうから、恐らくもっと下なんでしょう。
頭の中で除夜の鐘が聞こえてきました。
そこで解説、司会の青葉4段に、二人揃って市ヶ谷日本棋院で秘密猛特訓を受ける事に。
何という幸運なんでしょう。
青葉さんもチャーミングな方で、囲碁界の美女軍団の層の厚さは相当です。
指導は丁寧で優しくわかりやすく、二人とも驚きの連続でした。
「ここではこう受けて下さい」透明感のある響きの良い声で言われる度に「えっ!!」
そっちですか!!
二人とも反対だと信じていた事が沢山ありました。
「きたろう」さんは楽天家、私は慎重派、性格がそのまま出るのが碁です。
そして収録
緊張で手が震えました。

勝負の心理

勝負しなければ絶対に勝てないのですが、間違いを犯すまいすとするあまり、勝負であることよりもそちらに気をとられてしまう事がヘボ碁の私たちにはよくあります。絶対に譲ってはいけない所と我慢しなければいけない所がわからなくなってしまうのです。友人同士で楽しんでいる時は、勝ち負けだけしか頭にないので、そんな心配はありませんが、強い人が相手だとそうはいきません。
今日の勝負は、序盤で優位にたったと勘違いしたところから、転落が始まりました。
次に大きな見落としが出て、そこから気持ちが全て守りに入ってしまったのです。
上手のペースになって、防戦一方。
気がついたときには相手に大きな地を作られて、戦いもなく敗れてしまいました。
今日は碁に負けたことより、戦う気持ちをもてなかった自分が情けないです。

囲碁の難しさ!

石を取ろうとすると大概良いことはないのはわかってきましたが、
かといって、のんびりしていたのでは勝負に勝てません。
参考書に書いてあるように上手くいけばいいのですが、現実は厳しいのです。
定石はある程度覚えなければ、強くなれませんが、全体を見た上で、有効な定石を選択しなければ、全く意味をなしません。
人生と同じで大局観が大事ですね。
こうしてみると囲碁を語源とした言葉が随分あることに気がつきます。
語源辞典で拾ってきました。
一目置く、相手に敬意を払う時に使いますが、碁では相手の強さを認め一目ハンデを貰う事。
布石、あらかじめ用意しておく根回しのような意味に使われますが、碁でも序盤の石の配置。
天元に打った無駄に思える石が、将来役に立てば勝利。
結局、これも囲碁などの勝負の終わりを意味するらしい。
駄目、いくら打っても自分の地も増えず相手の地も減らない手。
最後に、駄目をお互いに詰め合って結局となる。
碁の素晴らしいところは、必ずその一点ではなく、正着がいくつもあることです。
この辺が良いとか、このあたりがいい加減とか、大体ここらあたりがいいですねとか、解説を聞いていてもそんな言葉が多い気がします。感覚がとても重要のようです。

囲碁対局

家にある囲碁ソフトを全てインストールし直して、猛勉強。
しかしいくら勉強しても性格だけはどうしようもありません。
気がつくと攻撃して石を取ろうとしてしまいます。
陣地とり合戦だとわかっていても、ついむかっとして売られたけんかは買ってしまいます。
攻めているつもりが分断されて、逃げまどうありさま。
弱い石を作らないこととわかってはいるのですが・・
かと言って、我慢ばかりしていては、勝負には勝てません。
冷静な読みと判断が求められます。
相手の緩着には、深い読みがあると思った方が良さそうです。
無駄に見える手に実は何手も先を見越した思惑が隠されていたりします。
実践慣れしていないので、見落としが多いのが響いています。
ネット対決はその後1勝1敗。
まだまだ修行が足りません。

囲碁対局

囲碁を始めて数十年がたちますが、生来の怠け癖で、勉強もせず、定石もいくつも知りません。友人と時々対戦して、勝った負けたと騒ぐだけで楽しんできました。コンピュータの対戦ソフトで時々研究するくらいですから、自分の実力がどの程度なのか全く知りません。対局ソフトには初段認定とあるので、それが本当なら、負けることは少ないので、初段近い実力はあるはず・・・
そこで、ネット囲碁に入会し、オンラインで他の人と対戦して自分の力はどの程度か試してみることにしました。控えめに5級と申告して入会。早速対局の申し込みが殺到!
相手は6級、制限時間があるので、気にしながらうったせいもありますが、記念すべき一局目は大差負け。完敗でした。2局目は途中で見損じて、大石を取られて、投了。
3局目はリードして完勝かとおもったら、最後にミスして、負け。4局目も負け。
5局目に初段の人と5子で対戦、負ける気がしなかったのですが、最後の寄せで甘さが出て、終わってみれば、勝つには勝ちましたが、2.5目差。
6局目は5級の人に黒番で、大差で勝って、ほっと一息。やっと2勝4敗に。
しかしその後は慎重になって時間切れで連敗。
悔しいですね。負けるのは身体に良くありません。
でもシステムにやっと慣れたので次は巻き返します。

囲碁の道

久しぶりに囲碁の新聞を買いました。
始めた頃は毎週買って電車の中で読んでいましたが、ネット情報が入り出して、新聞や雑誌を買う機会も減りました。
読んでみると見所満載。布石や詰め碁などの問題は相手がいなくても楽しめます。
最近は、自分の棋力がどのくらいなのか全くわかりません。
と言うより道を究めようと言う情熱が薄れたのかもしれません。対戦相手が決まっているので、それ以上強くなる必要がないのです。相手が研究してくれば、それに対抗する程度で、寝食をわすれて没頭するようなことはありません。
しかし状況が変わってそうも言ってられなくなりました。
熱中していた頃の情熱を呼び覚まし、集中力を鍛え直さなくては。

囲碁

昨年やった仕事の完成VTRが製品版で届いた。待ちに待った囲碁の指導ビデオ、私が指導するわけではない、プロの先生方が指導する合間に、ナレーションが入る。囲碁を始めて長いが、いつまでたってもへぼ碁の私に、うってつけの仕事だ。このところアニメーションで人気の囲碁だが、相変わらず私の周りでは囲碁をする人は少ない。以前はジャッキーチェンの声でおなじみの石丸博也さんに、よく打って貰ったが、近頃は碁敵きたろうさんと打つだけだ。
ビデオは全部で6本各50分から60分、ナレーション部分は全体の10分の1程だから、収録の日は、作品全体を見ることはない。ナレーションが必要な部分を頭出して終了すると、次の作業領域まで飛ばす。仕事の効率は良いし当然だが、囲碁好きの私には、ストレスがたまる。ナレーションで「さてここで大事な一手があります。それは何処でしょう」これだけ言うと、答えは飛ばされて、見ることが出来ない。隔靴掻痒、石膏のギブスの上からかゆいところを掻いている気分だ。しかしこれをスタジオで全部流したら、制作時間は何倍にもなるし、費用もかかる。スタッフも疲弊してしまう。制作者側が効率よく仕事をすることは、作品のクオリティーやコストに於いても、視聴者の利益に貢献する。

洋画やアニメーションのアテレコは、ほとんど、ストーリーの流れに沿って、順に録音していく。最近は事前にVTRを貰って、家で各自リハーサルをする。収録日は、出演者全員そろって、テスト、ラステス、本番、リテイク、すべてのシーンに出演する人は、最低でも3~4回は同じ映画を見ることになる。リハーサルが1回と言う人はまずいないだろうから、それだけで2時間ものなら、2回見たとしても4時間かかる。収録日には、演出のダメダシや、台本の直し、もちろん「とちる」こともあるので、更に時間がかかる。順取りが原則だから、出番の少ない人も、朝から晩までスタジオにいることになる。全員で創る。これはアテレコの草創期に、先輩達が作り上げた、舞台の方法を取り入れた、最も効率の良いシステムだった。録音機材も映写機材も今とは違う、失敗の許されない厳しい環境では、舞台づくりのチームワークが必要だった。

しかし映画は、ストーリーの順に撮影することなどない。ストーリ-そのものが、撮影が終了するまで決まらないこともあるし、クランクアップしてから、撮影し直すこともある。だから アフレコも、作品にもよるが、ストーリーの順に録らなければならない理由はない。舞台は、お客さんとリアルタイムで接しいてるから、前のシーンの流れを受け継いで、芝居も変わるかもしれないが、映画は違う。まして最近はノンリニアで作業するのでフィルムの掛け替えのような手間も必要ない。なのに依然として昔の定跡通り収録する事が多い。今こそ宇宙流を越える妙着が必要だ。「良い作品づくりに最も適したシステムは何か」原点に戻り、ランク問題を含めて、最善手は何か考える必要がある。日俳連にとっても、まさに死活の問題だろう.。
(囲碁連盟様有り難う御座います。