嬉しい一日

 スタジオでスタッフの方が、なんと一年前のビデオサロンを持ってきてくれました。高橋源一郎さんの講演で聞いた「明治の人はものすごく早口だった」と言うエピソードを紹介した「ナレーターのひとりごと」です。4秒でひらがなに直して42文字のCMの仕事をしたと書いた去年の9月号。
 実は今日その仕事の続編の収録だったのです。横からディレクターが笑って「今回は1秒増えたよ」「コメントも増えたけど」!げっ!
一年前の仕事に再び呼んで貰えた事は、この上ない幸せです。
そして「ナレーターのひとりごと」を読んでくださった皆様に、感謝の気持ちで一杯になりました。

ナレーターのひとりごと

ビデオサロン
お世話になった担当の編集者が異動になったのを機に一区切りついた「ナレーターのひとりごと」
最終回になる、8月号が届きました。
今月は先週に続いていざというときの緊張からの脱出法!
インプロワークショップでの話などから、私なりの秘伝をご紹介しています。
毎月締め切りがなくなって、ほっとしている反面ちょっと寂しい気もします。
また機会があれば挑戦したいと思っていますがそのためには文章の腕も磨いておかなくては。
意外な人が読んでくれていたりしてとても驚いています。
こちらに何のレスポンスもないのですが、気を抜いてはいけませんね。

ビデオサロン

ビデオサロン「ナレーターのひとりごと」 
企画から原稿の指導まで、長い間お世話になった編集担当のMさんが異動されるというので、お礼とご挨拶に伺いました。一番忙しい時期にもかかわらず編集長にもお会いすることが出来ました。原稿は2年間メールのやりとりだけでしたので、実際にお会いして話ししてみると、新たな感動があります。メールでしか出来ないコミュニケーションもありますが、限界もあるとつくづく感じました。
一番嬉しかったのは読者の皆さんの反応が聞けたことです。厳しいご意見も沢山あったと思いますが、ともかく一人でも読んでくれた人がいたことを実感できたのは最高の幸せです。
スタジオで原稿を読んでいても、相手が見えないので、ついジャイロが壊れてしまったような語りになりがちです。そんな時一人でも視聴者からの反応があると、勇気がわいてきます。
今回でひとまず連載は終了しますが、皆様のお役に立てるような事があれば、また私の経験をお話し出来る機会もあるかと思います。その時はまたよろしくお願いします。

ビデオサロン

いよいよ最後の原稿です。
思えば2年間長いようでもあり、あっという間のようにも感じます。
新幹線の中でパソコンを広げてアイデアを書き留めたり、大阪のホテルで、書いてメールで送ったり、
月に一度だけ作家のような気分を体験できました。
実際は編集部の村田さんに手直ししてもらうので、作家とはほど遠いのですが、ナレーションというものを見つめ直すいい機会を得ることが出来大変幸運でした。
最初は何度も書き直し、何日もかけて予定字数書いていましたが、慣れるもので、最後はそれほど時間をかけなくても大丈夫になりました。ひとえに村田さんのお陰ですが・・
心配なのはこれが読者の皆さんの役に立ったのかどうかですが、それはいつか分かる時が来るでしょう。
最後は緊張からの解放術。
実際にそんなものがあれば苦労しないのですが、私なりに経験を交えていろいろなスキルをご紹介しました。
インプロのワークショップと出会えたのもビデオサロンのおかげです。
三軸の池上先生にも発声と身体の歪みについてご指導いただき、誌上でご紹介させていただきました。
原稿にした内容はおりをみて別の角度からこのブログで紹介していこうかと思っています。
ともかく感謝感謝の2年間でした。

緊張について

なぜ、ここ一番と言う時緊張してしまうのでしょう。
緊張から逃れる方法はあるのでしょうか?
ビデオサロン、最後の原稿のテーマです。
サーカスでピエロをしていた経験から、私なりに緊張のメカニズムを考えてみました。
初日の舞台にあがる前の緊張。
お客さんがいない時といる時とでは何が違うのでしょう。
稽古で出来たのだから本番でも出来るはずだとよく言われます。
また上手くやろうとするな、失敗を恐れるな・・等とも言われます。
確かに受けようとして力が入りすぎたり、いい評価をもらおうと意識過剰になり、稽古通り出来ない失敗も経験しました。
でもそんなに単純ではないと思います。
インプロ即興の手法が緊張解消法として注目されているようですが、それもよく分かる気がしています。

緊張克服法

ビデオサロンの原稿を先ほど送信しました。
今月は緊張克服法。
サーカスでピエロをやっていたときの経験を交えて、綱渡りのお話。
ロープを渡るのとワイヤーをピンと張って渡るの二種類あると聞きました。
私がみたのはワイヤーの綱渡りで「ガネ」と呼んでいました。
ハリガネのガネでしょうか。足袋をはいて足の指を使って渡る古来の芸でした。
低い位置に張ったワイヤーで練習を始めて、渡るだけで3年、それからさらに3年かけて
ワイヤー上で縄跳びをしたり、さまざまな芸を身につけ、お客さんにお披露目です。
渡って戻ってくるだけでも大変なのに、それだけではお客さんの前には出られないのです。
サーカスでは命がけの芸をさらりとやるのが当たり前、
その上でお客さんにどきりとしてもらわなければ、拍手はもらえません。
こちらが緊張するのではなくはお客さんに緊張してもらうのです。

ビデオサロン

ビデオサロン6月号今月は早めに原稿提出要請があり、今日書きました。
テーマは「名台詞」
映画や舞台の名場面で忘れられない台詞ってありますよね。
見たばかりの映画の主人公になったつもりで、実際に使ってやろうと思って、失敗した経験ありませんか?
映画のような状況がなかなかやってこなくて、もぞもぞしているうちに時間ばかりが過ぎてしまって、相手にあきれられてしまった苦い初恋の思い出があります。
真っ赤な夕日、誰もいない公園のベンチ、盛り上がる音楽、名台詞にふさわしい舞台装置は何処にでもあるものではありません。運命の筋書きはドラマのようにはなりませんでした。
そんな思い出話から今月も「ナレーターの独り言」

天気の好い日は小説を書こう

ビデオサロンの原稿を書いていたので、お休みしていました。まだ文章を書くのに慣れていないので、エンジンがかかるまでが大変です。文を書くようになって、書く時と、読むときと、読まずに喋る時とでは、頭の使い方が全く違う事に今更気がつきました。ですから喋った事を、文字に書く、そしてそれを読む、わかめは水で戻せますが、言葉はもとには戻らない気がします。自分で書いた話し言葉の原稿でナレーションをすると必ずつっかえるのですが、その原因が分かった気がします。今月号は原稿の作り方、毎朝ナレーション原稿を自分で書いていた頃を思い出してみました。三田誠広さんの「天気の好い日は小説を書こう」から日本語の書き方について引用させていただきました。関係代名詞を用いた複文は避ける。代名詞は使わない。主語は省略する。・・外国映画の吹き替え台本では当たり前の、英語構文日本語。特に長さが足りないと、その、あの、一つの、やたら便利な冠詞も。反省しながら何とか書き終えました。

「ナレーターの独り言」

ビデオサロン3月号の原稿を書き上げて先ほど送信しました。今回は「間」について、語りや朗読と違って、ナレーションには映像があります。その映像の流れによって、朗読や語りとは違った「間」が必要・・・と言うことなのですが、実際番組の仕事では、少しの間も許されないくらい原稿が詰まっていて、息を継ぐのも大変なくらいです。勿論仕事によって十分「間」がとれる作品もあるでしょうが、そう言った作品はなかなか仕事として回ってきませんねぇ~。それにしても原稿を書くのが早くなりました。最初の頃はノートパソコンを持ち歩いて、電車の中で書いたり、一週間近くかけていたのですが、ここのところは、僅か数時間で規定量に達します。相変わらず編集者の方に整形をお願いして、大分助けて頂いている点は同じです。マインドマップ効果ですね~これも。