トライアスロンナレーション

スタジオの都合やこちらのスケジュールの都合もあって、本来なら2回に分けて収録する作品を一日でやることになりました。事前にメールで原稿を送って貰い、書式を縦書きに変更。改ページ位置も極力キューポイントの先頭に来るように調整。お気に入りのフォントにして、半角英数を全角に変換してからプリント。A4で80枚ちょっと。しばし部屋が印刷工場に。
早速目を通しますが、先方も急いでいるので、てにをは、の間違いや、誤植がいくつかあります。
専門的な言葉が出てくるので、辞書で調べるのにも限界があります。
アクセントはその世界に素直に従うことにしています。
専門用語には共通語アクセントとは違う場合がよくあります。
アクセントで困ったことが以前あります。
それは地名。
音声合成ファイルで、ただひたすら地名を読み上げる仕事、ただし地元の人が利用するシステムなので、お国なまりでやって欲しいと言うことでした。
地元の人に指導して貰いながら録音していったのですが、その方も迷いながら、訛って、発音するので、言う度に微妙に違って、何度やってもOKが貰えなくて、泣きそうになったことがありました。
さて仕事の方は、なるべく省エネを心がけ声を使うようにしましたが、80枚目を読み終わる頃には声も舌も喉も唇も疲れ果て、へろへろ。5時間かかってようやく最後のコメントを録音し終え、ほっとして「お疲れ様でした」と言うと、「もう一本お願いするのがある」とプロデューサーから信じられないお言葉。
さすがに原稿は数枚でしたが、もう目もうつろで、思ったような声も出せず、もどかしい思いで収録しました。普段から鍛錬しておかなければ、この仕事はつとまらないと痛感した一日でした。