江戸切り子
去年もこの時期江戸切り子の器を探して街を徘徊した。今年もいくつか手に入れた。デパートの展示販売会で実演する匠の技をみて以来すっかりその魅力にとりつかれていたのだが、ひょんな事で、またガラス細工の奥深い美しさに触れる機会を得た。江戸風鈴にしても江戸切り子にしても、高温で溶かしたガラスから、風鈴や器の形を作り出し、それを、加工し仕上げて製品になる。切り子の場合手の込んだ模様なら、熟練の職人でも一日に数個しかできないそうだ。東京カットガラス組合のホームページによれば、「江戸切子はいわば庶民の手によって、その採算の枠の中で製作されたもの」とあるように、ボヘミアングラスなどの貴族趣味的な物とは違った輝きがあるように思う。超高級な製品ももちろんあるが、我々でも手の届くグラス製品があるのは嬉しい。