清兵衛と瓢箪

第二回語座公演で、志賀直哉の短編「清兵衛と瓢箪」を語ることになりました。教科書などで一度は読んだことのある作品、読んだことはなくても内容は知っている、何方にも懐かしい作品・・ではないでしょうか。
瓢箪の蒐集に夢中になる子供、それを叱る大人。何処の家庭にもある話です。があっと驚く結末が用意されています。
子供を、経験からもたらされる価値観の枠の中にはめ込もうとする先生や親、気がつかない内に、それからはみ出してしまう子供を恐れるようになります。
マリナーズで活躍しているイチローがオリックスで新人の時、フォーム改造しなければ駄目だと言われたそうです。常識と非常識、個性と癖、その見極めを誤った指導者は、後に肩身の狭い思いをすることになります。
どんなに才能があっても それを指導者が見抜けなければ、芽は摘まれてしまいます。指導者の 好き嫌いや間違った思いこみで、つぶされた才能が世の中にはどれだけあるのでしょう。

その点私は 師には恵まれています。
残念ながら 清兵衛のような才能は ありませんが。

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