ラブオブ・ザゲーム
ラブオブ・ザゲーム
メジャースポーツを紹介する番組に関わっていた時に、メージャーリーグと日本のプロ野球との違いをまざまざと知らされました。個人のパワーとスピードが違うのは仕方ないとしても 機構の徹底したファンサービスに見られるベースボールに対する考え方が、企業広告ばかり目立つ日本のプロ野球と決定的に違うと思いました。お客は、野球を見て楽しむことによってゲームが生み出すドラマに参加していきます。グラウンドに背を向けて笛や太鼓で旗を振る人は見かけません。そして球場全体が一つになるTake Me Out To The Ball Gameの大合唱。どんな試合展開になろうとも感動の幕切れが待っているのです。
そんな メジャーリーグを舞台にした名作映画は数多くありますが、その中でも感動的な作品ケビンコスナー主演「ラブオブ・ザゲーム 」の日本語版収録ありました。引退間際元エースのラブロマンスとカットバックしながら進む試合。気がついてみれば、ノーヒット、完全試合が完成しようとしていた。見ていて涙が止まらない作品に出会った時、この仕事をやっていて良かったと思う反面、この仕事の宿命的な難しさを痛感しますね。美しい彫刻に化粧をしなければならないような感覚とでも言うのでしょうか。完全試合は、投手だけではなく エラー一つし出来ない緊張の中、メンバー全員の集中力が必要です。スタジオも独特の緊張感の中、チームワークで感動の最終ロールを収録し終えました。